西洋の花輪作りや冠作りの名人
2009年06月13日
文献にあたってみると、西洋でも古代には花輪作りや冠作りの名人はいたようです。
それなりに報酬も受けていたのかもしれません。
しかし、現在のような店を出して営業する形態ではなかったようです。
ただ、イギリスでは十九世紀には園芸はずいぶん発達したようで、当時の園芸業者が作った十ニカ月の花のカタログが残っています。
貴族階級が盛んに庭を造って、植民地からも珍しい植物を持ち込んでいたのでしょう。
そのせいか、イギリスではビクトリア女王時代にすでに園芸学校が設立されていたということです。
大きな戦争もなく、産業革命でお金持ちも登場しましたから、いろいろとゆとりを持てる人が出てきたということかもしれません。
また、オランダやドイツなどでは海運業者や貿易商人が台頭してきて、花の文化が興ってきたようです。
日本のギフトデザインには、このような歴史的な経緯はありませんから、欧米のデザインと対等に並ぶために盛んに理論武装をしなくてはならなくなっている状況があるようです。
鈴木裕喜(デザイン講師)
それなりに報酬も受けていたのかもしれません。
しかし、現在のような店を出して営業する形態ではなかったようです。
ただ、イギリスでは十九世紀には園芸はずいぶん発達したようで、当時の園芸業者が作った十ニカ月の花のカタログが残っています。
貴族階級が盛んに庭を造って、植民地からも珍しい植物を持ち込んでいたのでしょう。
そのせいか、イギリスではビクトリア女王時代にすでに園芸学校が設立されていたということです。
大きな戦争もなく、産業革命でお金持ちも登場しましたから、いろいろとゆとりを持てる人が出てきたということかもしれません。
また、オランダやドイツなどでは海運業者や貿易商人が台頭してきて、花の文化が興ってきたようです。
日本のギフトデザインには、このような歴史的な経緯はありませんから、欧米のデザインと対等に並ぶために盛んに理論武装をしなくてはならなくなっている状況があるようです。
鈴木裕喜(デザイン講師)
作品を写真にとるのは鑑賞するときの注意点(鈴木裕喜)
2009年06月02日
名所というのは、きちんとした写真家がすでにいくつも撮っていますから、その作品を見れば十分だと思っています。
ですから、人が撮らないような場所や資料として残しておかなければならないような事柄についてしか、私は写真に撮りません。
記念写真というのは、帰ってきて整理しているときは楽しいのですが、その後ほとんどアルバムを見るようなこともありません。
海外で写真を撮ることに夢中になると、肝心な目的地での印象が薄れてしまって、せっかく勉強に行ったのに身にならないこともありますから、気をつけたほうがいいのではないでしょうか。
それから、美術館ではもちろんですが、展示会などで作品を鑑賞するときにも、ぜひマナーを守っていただきたいと思います。
鈴木裕喜(デザイン講師)
ですから、人が撮らないような場所や資料として残しておかなければならないような事柄についてしか、私は写真に撮りません。
記念写真というのは、帰ってきて整理しているときは楽しいのですが、その後ほとんどアルバムを見るようなこともありません。
海外で写真を撮ることに夢中になると、肝心な目的地での印象が薄れてしまって、せっかく勉強に行ったのに身にならないこともありますから、気をつけたほうがいいのではないでしょうか。
それから、美術館ではもちろんですが、展示会などで作品を鑑賞するときにも、ぜひマナーを守っていただきたいと思います。
鈴木裕喜(デザイン講師)